ソマリア難民のダヒラさん母子

母国ソマリアの飢餓のため、隣国エチオピア南東部のメルカディダに逃れてきたダヒラさん。しかし、幼い子を背に歩く彼女の足元には、飼っていたヤギの変わり果てた姿が広がっています。「アフリカの角」地域で広がる過去40年で最悪の干ばつが、この避難先にも深刻な影響を及ぼしているのです。水は枯れて大地はひび割れ、家畜は死に、村では子どもに与える食べ物すら手に入らず、親たちは苦悩しています。こうした深刻な食料危機に加え、戦闘や武装勢力による激しい暴力により、多くの人々が命を守るために避難を余儀なくされています。その大部分が女性と子どもで、逃れた先でも命を危険にさらされ、過酷な生活を強いられています。※ソマリア、エチオピア、ケニアなどアフリカ東部地域

アフリカの角の地図

ソマリア:

国内避難民339万
近隣国に逃れる難民92万5000

エチオピア:

国内避難民190万
近隣国に逃れる難民・庇護希望者16万5000
受け入れている難民・庇護希望者101万

ケニア:

受け入れている難民・庇護希望者83万

※2026年2月現在

「昨夜、子どもたちは何も食べていません」

ソマリア難民のサミラさん母子

サミラさんは、エチオピアのメルカディダで暮らす、ソマリア難民の母親です。前の晩は子どもたちは何も食べていないと言います。「今日はおかゆをいくらかあげました。子どもたちが泣いても、もう他にあげるものはありませんでした」。こんな生活がもう15日も続いていると話すサミラさん。この写真は、栄養不良の子どもを抱き、UNHCRが支援している食料配給センターで、食料支援と治療を受けるのを待っているところです。

2024年3月、この地域とアフリカ東部を豪雨が襲いました

洪水に遭ったケニアの難民キャンプ
被災したケニアのダダーブ難民キャンプの様子

この地域では2023年11月にも豪雨による洪水が発生し、気候変動が人々の生活、そして命に大きな影響を与えています。UNHCRはこの2024年の水害に対し、各国政府、パートナー団体と協力して救援活動を実施。ケニアでは、毛布5000枚、就寝用マット2000枚、水汲み容器2000個、蚊帳1500枚といった救援物資を配布した他、ソマリアでも救援物資キット500点等を提供しています。

2026年、ソマリアの干ばつで数千人が避難を強いられています

混乱するソマリア干ばつ地帯の避難地域の様子

度重なる気候危機によって、この地域はさらなる危機に瀕しています。
ソマリア南西部ワジド地区で深刻な干ばつが発生、4500人以上が避難を余儀なくされています。地元の水源が枯渇し、食料不安、衛生状態の悪化、家畜の損失による生計手段の喪失といった深刻な事態が大規模な避難を引き起こしています。 多くの世帯が仮設の避難所で暮らしているか、または住む場所すらなく、過酷な天候や過密状態、保護面でのリスクにさらされています。特に子ども、高齢者、障がい者、そしてシングルマザー等、女性が世帯主となる世帯は、安全でない環境や地域社会の保護機能の低下に起因する暴力、搾取、その他の危害など、最も深刻な脅威に直面しています。

アフリカの角地域でのUNHCRの干ばつ対応

テントを組み立てる手助けをするUNHCR職員
難民がテントを組み立てる手助けをするUNHCR職員
  • シェルターや物資の提供:
    家族用テントや毛布、調理器具など生活に不可欠な物資の提供
  • 水の供給:
    清潔な水の供給や、給水システムなどの修復、拡充
  • 保健衛生:
    栄養スクリーニング・栄養不良児の治療、初期医療へのアクセス支援、感染症対策など
  • 現金給付支援:
    食料の購入や医療費等にあてるための現金給付によるサポート
  • 保護:
    乳幼児や妊産婦、障がい者など最も弱い立場にある人々を最優先に保護

どうぞ、今すぐご支援ください。

こうしている今も、飢えに苦しむ子どもたち、そして衰弱していく我が子を前に、なすすべもなく苦しんでいる親たちがいます。
一刻も早く、清潔な水と食料へのアクセスを改善し、命を守るために必要な支援を届けなければなりません。
どうぞ手遅れになる前に、今すぐのご協力をお願いいたします。

UNHCRユーエヌエイチシーアール(国連難民高等弁務官事務所)とは?

緒方貞子さん
ルワンダ難民を訪問する緒方元高等弁務官

1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・国内避難民を国際的に保護・支援し、水や食料・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなどの避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。1991~2000年の間、緒方貞子さんが第8代国連難民高等弁務官を務めました。
この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う日本の公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。

  • 当協会へのご寄付は、寄付金控除(税制上の優遇措置)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
  • ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、そしてUNHCRの活動を報告させていただきます。
  • 当協会ウェブサイトからご寄付いただく際の皆様の個人情報はSSL暗号化通信により守られております。

*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。

皆様からのご寄付によって 多くの命が助かります。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
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