中東全域で敵対行為が激化、人道危機が進行しています。
米国とイスラエルによるイランへの攻撃開始から約1か月半。紛争は今現在も地域全体で被害をもたらしており、民間人が最も大きな犠牲を強いられています。停戦が報じられた後もイラン国内の4つの州で20回の空爆があり、レバノンでは4月8日、事前の警告なしに、10分足らずの間に約100回の攻撃が行われ300人以上の命が奪われる(当局発表)等、非常に不安定な状況の中、多くの人々が避難を強いられています。(4月10日現在)
家を追われた人々は、緊急の援助を必要としています。どうぞ、今すぐご支援ください。

イラン、レバノン等、複数の湾岸諸国を標的とした爆撃、ドローン、ロケット弾による攻撃は人々の生活やインフラ等に大きな影響を及ぼしています。
UNHCRは、強制的に避難を強いられる人及び帰還民 約2500万人をすでに受け入れているこの中東地域での危機が著しく深刻化する中、故郷を追われた人々を援助するため、イランやアフガニスタン、レバノンやシリア等で救援活動を実施しています。

UNHCRの主な危機対応/救援活動

イラン

イランでは広範囲にわたる空爆や治安関連施設への攻撃が続き、少なくとも3000人以上の命が奪われ、推定320万人(60~100万世帯)が国内で一時的な避難を強いられています(イラン当局調べ)。また、約8万8600人が国境を越えました
UNHCRは1984年からイランに拠点を置き、テヘランに本部事務所、6か所の現地事務所を構える、イランで活動する最大の国連機関です。もともと約165万人の難民を受け入れているイランの受付センターや相談窓口は引き続き運用されており、対面カウンセリング、法的支援、多目的で利用できる現金給付、心理社会的支援等を提供。テヘラン等のUNHCRの事務所を訪れる人の数も増加している他、ヘルプラインには3月1日から4月8日だけで約3万2000件の電話が寄せられる等、ニーズは増え続けています。また、UNHCRは主要の国境地点における保護態勢も強化しています。

レバノン

イスラエルによる激しい空爆の中、多くの地域で避難勧告が発令され、レバノン南部、ベイルート郊外等で多くの死傷者が出ているのみならず、国内で避難を強いられる人が人口の5人に1人、105万人を突破した他、約3万8600人が国境を越えました。さらに多くの人々が車中泊や道路脇での寝泊まりを強いられ、状況はさらに混乱しています。
UNHCRは当局、パートナー団体と連携し、610か所以上の集合シェルターで15万1600人以上に援助を提供。マット、毛布、ソーラーランプ、寝袋等を配布している等、避難所の修繕/改修、水・衛生サービスの提供、過密状態にある避難場所の安全対策の強化といった援助も実施しています。また、脆弱な立場に置かれた難民家族 約2万7000世帯に緊急の現金給付支援を実施しています。

現地からのレポート

レバノンからシリアへ逃れる人の数は25万人を突破。そのうちの21万人以上がレバノンからシリアに帰還したシリア難民です。その多くは着の身着のままの避難を強いられており、他国連機関の報告によると、今後1か月以内に出産が控えている妊婦も多く含まれているとのことです。
UNHCRは国境での活動を強化しており、468世帯以上に法的支援を提供。約3万人に水を供給した他、脆弱な立場にある600人以上に救援物資を届け、3550人以上に移動手段を手配しました。加えて、コミュニティセンターを通じて2万人以上の帰還民を特定し、心理的応急処置や専門サービスへの紹介を通じた援助を実施しています。

アフガニスタン

アフガニスタンとパキスタン間の直近の敵対行為は今も続いており、アフガニスタンでは約11万5000人(そのうち73%が女性と子ども)が、パキスタンでは約3500人が国内で避難を強いられているのみならず、避難中の難民が帰還を余儀なくされる事態も発生しています。イラン、パキスタンから約8万8800人が帰還、強制的な帰還を余儀なくされている人も多くいます。加えて、攻撃の被害に遭った地域の1つ、アフガニスタンのクナル州は昨年2025年の大規模な地震の被害を受けており、また、多数の帰還民を受け入れています。
アフガニスタン国内では、国境検問所近くの一時滞在センターや受け入れセンターが攻撃の影響を受けていますが、UNHCRは現地に留まり、新たな避難者や帰還民の保護、そして人々の移動に対応しています。

皆様のご寄付が、窮地に陥る人々の命を守ります

救援物資を運ぶスタッフ
UNHCRは救援物資の手配を進めています

こうした脆弱な立場に置かれた人々へ緊急支援物資を届けることによって、避難を強いられる人々の尊厳と安全、プライバシーを守り、さらなる保護リスクを軽減します。皆様のご支援により、全てを失った家族へさらに多くの支援を届けることが可能となります。

この地域の多くの国々ではすでに数百万人の難民・国内避難民を受け入れています。そしてUNHCRは、この地域におけるこれまでの活動を踏まえ、緊急対応を主導していきます。

皆様からのご寄付は、暴力から逃れ、行き場を失った家族を保護し、援助する大きな力となります。どうぞ今すぐ、ご支援ください。

UNHCRユーエヌエイチシーアール(国連難民高等弁務官事務所)とは?

緒方貞子さん
ルワンダ難民を訪問する緒方元高等弁務官

1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・国内避難民を国際的に保護・支援し、水や食料・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなどの避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。1991~2000年の間、緒方貞子さんが第8代国連難民高等弁務官を務めました。
この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う日本の公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。

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皆様からのご寄付によって 多くの命が助かります。

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