スーダンでの武力衝突が激化して3年。
世界の関心が薄れる中で多くの人々が命を落とし、スーダンの人口の約3分の1が避難を強いられています。

2023年4月にスーダンで勃発した激しい武力衝突により、1160万人以上*が国内外で避難を強いられ、スーダン全土で多くの人々が緊急性の高い食料不安に陥る事態となっています。(* 2026年3月時点)戦闘で人道支援従事者がの命が奪われる等、激しい攻撃や物資の略奪、性暴力の横行といった人道危機が深刻です。

2025年10月には北ダルフール州エルファーシルで軍事行動が激化。530日以上に及ぶ包囲、爆撃の末に準軍事組織である即応支援部隊(RSF: Rapid Support Forces)によって占領されたことで、新たな暴力の波が巻き起こっているのみならず、飢饉ききんも確認されました。2025年だけで約17万3000人が避難、法に準じない処刑、恐喝、恣意的な逮捕、略奪、女性・少女に対する拉致、性暴力を含む深刻な保護上のリスクに直面しています。

11月初旬以降、攻撃が激化するスーダン中部コルドファン地域の人道危機も深刻化しています。ダルフールとコルドファン地域では、今年2026年になっても武力衝突、空爆、ドローン攻撃は沈静化することなく、民間人はさらなる避難を強いられ、また、人道支援へのアクセスはますます困難となっています。

急増する難民・国内避難民

スーダンと近隣諸国の地図と、スーダンから避難した人の数 スーダン国内避難民688万1900人 エジプト150万人等

人々は戦闘を逃れて安全を求め、スーダン国内のみならず、チャド、南スーダン、エジプト、エチオピア、中央アフリカ共和国等の近隣諸国へも避難を強いられています。2026年に入ってからも人道危機が続き、1月以降にチャド東部へ到着したスーダン難民の数は1万人を超えています。

爆撃、略奪、性暴力 ― 命がけの避難

UNHCRは隣国チャド等に緊急支援チームを派遣。また、南スーダン等では、スーダンから帰還を強いられている難民へもモニタリングを実施し、再び避難を強いられる人々に援助を提供する等、スーダン国内のみならず、近隣諸国等で避難を強いられる人々へも救援活動を実施しています。

一人でも多くの命を守りたい。
UNHCRの緊急支援

  • 毛布など緊急援助物資、シェルターの提供
  • 国境から安全な場所への移送、難民登録
  • 水・食料の提供、トイレなど衛生施設の設置
  • マラリアやはしか等の感染症対応、栄養治療
  • 性暴力の被害者の保護、支援
  • 保護者のいない子どもたちの保護、就学支援 など
戦闘から逃れた難民の母子
給水容器、石けん等の救援物資を運ぶUNHCR職員

2025年11~12月にはパートナー団体と協力し、エルファーシルから逃れた4500世帯以上に毛布、蚊帳、調理器具、水汲み容器、ソーラーランプ、ビニールシート等の必需品を提供。避難者を受け入れるタウィラでは引き続き保護デスクを運営し、新たに到着した人々が必要とするサービスを紹介しています。
また、スーダンーチャド国境では、登録手続き、救援物資の配布、健康診断、ジェンダーに基づく暴力の被害者に対するケア、保護者とはぐれた子ども、暴力の被害者や障がい者といった特定のニーズを持つ人々へ援助など、命を守る支援を継続して提供しています。

スーダン国内では暴力行為のみならず略奪や道路封鎖等が発生しているため、救援活動は非常に困難な状況が続いていますが、UNHCRは敵対行為の即時停止を訴え、また、難民、国内避難民を含むすべての民間人の命を守り、避難を強いられる人々に必要な援助を届けることができるよう、スーダンのあらゆる地域及びスーダン国外の受け入れコミュニティで保護・救援活動を続行しています。

UNHCRの救援活動にご協力ください

平和的解決への道は遠く、スーダンの紛争はこうしている今も各地で激化しており、多くの人々の命が奪われています。

2024年8月、スーダン東部の避難サイトにて、約2週間の大雨に襲われる人々。UNHCRは人々の移送、堤防の建設、シェルター支援等を実施しています

人々は紛争と自然災害により農地や家畜を失い、食料不安はさらに深刻化することが懸念されます。紛争は激化を続け、度重なる豪雨が避難危機をさらに悪化させている中、迅速な救援活動の拡大が急務となっているにも関わらず、スーダンの危機は世界から関心が集まりづらく、加えて、各国からの海外援助の大幅な削減により、著しい資金不足に陥っています。

今回の戦闘から逃れてきた人々、そして彼らを受け入れる地域に援助を提供するため、皆様のお力が必要です。どうぞ、今すぐご支援ください。

UNHCRユーエヌエイチシーアール(国連難民高等弁務官事務所)とは?

緒方貞子さん
ルワンダ難民を訪問する緒方元高等弁務官

1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・国内避難民を国際的に保護・支援し、水や食料・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなどの避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。1991~2000年の間、緒方貞子さんが第8代国連難民高等弁務官を務めました。
この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う日本の公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。

  • 当協会へのご寄付は、寄付金控除(税制上の優遇措置)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
  • ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、そしてUNHCRの活動を報告させていただきます。
  • 当協会ウェブサイトからご寄付いただく際の皆様の個人情報はSSL暗号化通信により守られております。

*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。

皆様からのご寄付によって 多くの命が助かります。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
X

このウェブサイトではサイトの利便性の向上を目的にクッキーを使用します。詳細はプライバシーポリシーをご覧ください。

サイトを閲覧いただく際には、クッキーの使用に同意いただく必要があります。

同意する