118万4800人以上
バングラデシュへ避難しているロヒンギャ難民の数(2026年3月現在)
6501人
2025年、危険な海を渡る旅を決行したロヒンギャ難民
約4万7000人/1㎢
バングラデシュの難民キャンプの人口密度(2025年7月現在)
ロヒンギャ危機について
ミャンマーのラカイン州で起きた暴力行為により、2017年8月以降多くのロヒンギャの人々がバングラデシュへと逃れ、未曽有の人道危機となったロヒンギャ難民危機。近年で最速・最大規模の難民危機となったこの状況で逃れてきた人の多くは、女性と18歳未満の子どもたちです。
現在、バングラデシュのコックスバザール地域にある難民キャンプで、約100万人のロヒンギャ難民が不安定な仮設住居で密集して生活をしています。また難民キャンプで配給される食料は最低限のものに限られているため、多くの5歳未満の子どもが栄養失調状態にあります。
毎年モンスーンの時期には、地盤の緩い難民キャンプで生活するロヒンギャ難民の仮設住居は水につかり、洪水や地滑りなどで甚大な被害をもたらしています。また、難民キャンプは過密状態となっており、2023年3月には大規模な火災が発生。同年5月にはサイクロン・モカの豪雨被害に遭い、地元バングラデシュの人々のみならず、多くのロヒンギャ難民も家を失いました。
ロヒンギャ難民の多くは故郷への帰還を希望していますが、ミャンマーの情勢も改善せず、帰還は難しい状況が続いています。また、情勢のさらなる悪化により、避難を強いられる人の数は再び増加しています。
そんな中、インド洋のアンダマン海、ベンガル湾といった海を越えて、インドネシア等への危険な船の旅を決行するロヒンギャ難民が急増。終わりの見えないこの危機から逃れ、脆弱なボートで危険な海の旅を決行したロヒンギャ難民の数は増え続けており、多くの命が犠牲となっています。( ⇒詳細はこちら )
バングラデシュにおけるUNHCRの主な援助活動
水・衛生環境の整備
衛生施設は、人間が最低限の生活をするために最も重要なインフラの1つであり、不衛生な環境では新型コロナウイルス感染症を含む伝染病等の危険にさらすことになりかねません。UNHCRは衛生キットを配布し、安全な水を供給するため掘り抜き井戸や水道施設を設置を行い、水の確保のみならず浄水や乾季に備えた貯水も可能となります。
仮設住居の補強・整備
モンスーンに伴う地滑りや洪水への対応として、地滑りのリスクの高い場所に住む人々を安全な場所へ移転させるほか、シェルターの補強及び整備を行うことで、洪水や地滑りの被害を少しでも防ぎます。
教育支援
バングラデシュに住むロヒンギャ難民の半数以上が18歳未満の子どもです。UNHCRは学習スペースの設置や教師の雇用などを行い、子どもたちが教育が受けられるよう取り組んでいます。

