370万1200人以上
登録されているシリア難民(2026年3月現在)
推定16万5000人
2026年1月、シリア北東部の武力衝突から逃れた人(2026年1月現在)
152万人以上
2024年12月以降の国外からの帰還民(2026年3月現在)
シリア危機について
10年以上続くシリア危機は、依然として世界最大の難民危機です。さらに2020年の新型コロナウイルス感染症によるパンデミック、ウクライナでの戦争による物価高等で、シリア難民・国内避難民はさらなる苦境に追い込まれています。
加えて2024年11月、アサド大統領支配下のシリア政府崩壊により情勢は大きく変化し、人々は帰還に向けて動き始めましたが、多くの人は今後の動向を見守りつつ、今も避難生活を強いられています。
近隣諸国に逃れているシリア難民の大多数は都市部で日雇いの仕事などで生計を立てながら暮らしており、UNHCRなどが管理している難民キャンプで暮らす人は数パーセントにすぎません。例えば隣国レバノンで暮らすシリア難民の約90%が貧困ライン以下の生活をしており、電気や水道が不十分だったり、過密で不衛生な環境での生活を強いられています。UNHCRは、近隣諸国を含む国外に逃れたシリア難民に対して、受け入れコミュニティ、パートナー団体と連携し、保護及び十分な支援が受けられるよう取り組んでいます。
シリア国内に避難している人々も長期にわたる紛争の傷跡の中、最低限の生活もままならない状況です。また、シリア北西部では、2023年2月に大地震が直撃しました。震災で破壊された町に住民は帰還しつつありますが、援助なしでは暮らせない厳しい状況です。UNHCRは、国内避難民に対し救援物資を届け、被災した家や学校等の修復にあたると共に、人々の生活を守る現金給付や教育支援等に全力であたっています。
シリアにおけるUNHCRの主な援助活動
緊急救援活動
避難した人々を保護、シェルターや救援物資を提供。また、2023年3月の大地震の被災者を保護し、救援物資の提供等を実施。
保護・生活支援
簡易医療施設やコミュニティセンターなどを設置し、子どもやお年寄りを含む弱い立場に置かれた人々の保護・生活支援の実施。
命を守る現金給付支援
医療費や生活費等、難民・国内避難民の各家族のニーズに沿った利用が可能となる現金給付の実施。

